「2023版」オーストラリアの銀行の口座の比較:金利・維持費・両替など
オーストラリアには銀行口座が多くてあなたにピッタリの銀行を選ぶのは難しいですよね!2017以前は違う銀行のATMを使う際に2ドルの割り増し料金が必要だったため銀行選びは非常に大切でしたが、2017年からオーストラリアの主要な銀行のATMなら無料となりました!
よって今度は他の特徴が銀行選びの際に大事になりました。今回の投稿ではワーホリの方と学生にとって一番重要な普通預金口座の情報しかお伝えしません。普通預金口座は大抵総合口座とリンクされています。
それではオーストラリアの銀行口座を比較してみましょう!
銀行口座の相違点
比較をする前に、まずは銀行口座開設に関わる重要な点について考えてみましょう。
- 低い口座維持費
- 通貨為替手数料
- デビットカードをもらえるかどうか
- オンラインで口座を開設できるかどうか
- オーストラリアに行く前に日本で開設できるかどうか
- 金利
- ボーナス金利の条件
- Apple PayやGoogle Payがあるかどうか
- 貯金がオーストラリアの政府に保証されているかどうか
- オーストラリア以外のATMを使うときの手数料
2012年にオーストラリア政府が250,000ドルまでの貯金を保証するシステムを導入しました。この制度によって、もし特別銀行が倒産になっても銀行利用者が貯金を失わないようにオーストラリア政府がその貯金代を彼らに支給することになっています。英語で特別銀行はAuthorised Deposit Taking Institutions (ADI) と言います。
銀行口座の比較
銀行 | CBA (コモンウェルス) | ANZ | NAB | Westpac (ウェストパック) | Wise (ワイズ) | Citibank (シティバンク) | ING |
---|---|---|---|---|---|---|---|
口座 | |||||||
銀行支店数 | ~1,000 | ~1,000 | ~900 | ~1,000 | 0 | 3 | 0 |
維持費(1ヶ月) | $4(学生は$0) | $5(学生か25歳以下なら$0) | $0 | $5(学生は$0) | $0 | $0 | $0 |
通貨換算手数料 | 3% | 3% | 3% | 3% | 1% | 0% | 0% |
デビットカード | MasterCard | VISA | VISA | MasterCard | MasterCard | MasterCard | VISA |
オンライン開設 | ✘(銀行で完成) | ✘(銀行で完成) | ✘(銀行で完成) | 不明 | 〇 | 〇 | 〇 |
日本で開設 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✘ | ✘ |
金利(総合口座) | 0% | 0% | 0.01% | 0% | 0% | 0% | 0% |
ボーナス金利 | 1.14% | 1.94% | 1.86% | 2.10% | 0% | 1.10% | 2.30% |
Apple Pay | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Google Pay | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✘ | 〇 |
預金保証 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✘ | 〇 | 〇 |
オーストラリア以外でのATM手数料 | $5 | $5 | $5 | $5 | $0 | $0 | $0 |
注意点:普通預金口座の金利はほとんどの場合0%です。表に書いてある金利はリンクされている総合口座の貯金に当てはまり、ボーナス金利をもらうためには事前に銀行によって異なる条件を待たす必要があります。
まとめ
- Commonwealth (CBA)、NAB、ANZとWestpacがオーストラリアの4大銀行で支店数は各1,000くらいです。INGはオンライン銀行であるため支店は存在しませんが、何か問題があればメールおよび電話ですぐに連絡を取れます。
- 学生の利用者には全銀行の維持費が0ドルですが、CBA、NAB、Westpacを利用するワーホリ取得者は5ドルほどの維持費がかかります。
- 大銀行であればオーストラリア入国前に口座開設が可能ですが、CitiとINGでは出来ません。
- オーストラリアの口座に日本円を振り込む場合、4大銀行なら3%の手数料が必要で、INGとCitibankであれば為替レートに従ってほぼ正確な値に通貨換算されます。
- もしオーストラリア国外で4大銀行とリンクされたカードを使うと5ドルの割り増し料金が発生します。
結論を言うと4大銀行が一番人気で便利ですが、その中で特に激しい競争はありません。日本円で大金を振り込む場合でしたらINGもしくはCitibankのご利用をお勧めします!